Part 1 / 6
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ヨーロッパで一番たくさん石油を出している国、ノルウェーが、ほとんど誰も予想しなかったことを、もうやりきりました。
石油とガスでお金を作ってきたその国が、ガソリン車に、正式にさよならを言ったんです。
これは、これからやる話じゃありません。
もう終わっています。
2025年の終わりまでに、ノルウェーで売られる新しい車は、すべて電気か、排気ガスゼロになります。
しかも、いちばん驚くのはここです。
この目標、期限より2か月も早く、達成しました。
正直、ちょっと変に聞こえますよね。
石油で大金を稼いでいる国が、誰よりも強く、電気の車を進めている。
でも、それがノルウェーです。
2017年、ノルウェーははっきり言いました。
2025年までに、ガソリンや軽油の新車販売をやめる、と。
当時は、無理だと思われていました。
でも今、その「無理」が、現実になっています。
ノルウェーは、ただのヨーロッパの国じゃありません。
北海に大きな油田を持つ、ヨーロッパで一番大事な石油の国です。
石油とガスで、世界でもトップクラスのお金持ちになりました。
じゃあ、なぜ、そこまで電気の車を進めるのか。
理由は、未来を見ているからです。
石油は、ずっとは続かない。
だから今の石油のお金で、次の時代を作る。
それが、ノルウェーの考え方です。
まず、この国がどんな国か、見てみましょう。
ノルウェーは小さくて、静かに見えます。
でも、世界でも、かなり成功している国です。
国の広さは、アメリカの約30分の1。
人口は、560万人。
アメリカの約60分の1です。
それでも、国全体の経済の大きさは、世界31位です。
もっとすごいのは、1人あたりで見るときです。
ノルウェーは、世界で10番目に豊かな国です。
30倍も大きいアメリカと、ほぼ同じレベルです。
つまり、ノルウェーは、使うお金より、稼ぐお金のほうが多い国です。
多くの国は、赤字です。
でもノルウェーは、黒字です。
2023年、ほとんどの国がマイナスの中で、
ノルウェーだけが、GDPの15パーセント以上のプラスでした。
世界でも、トップクラスです。
なぜ、そんなことができるのか。
答えは、石油とガスです。
でも、使い方が、まったく違います。
ここからが、ノルウェーの本当の強さです。